帯状疱疹ワクチン
2024.03.16
こんにちは。まずはネットでクリニックのナースです。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。初めて感染した場合は、水痘(水ぼうそう)として発症します。その後、ウイルスは神経に潜伏しています。加齢やストレス、過労などが原因で免疫力が低下すると、ウイルスが再活性化し、神経を伝わり皮膚に到達して、痛みを伴う赤い発疹が現れます。
通常は身体の片側に症状が出ることが多く、目や耳の周りに症状が出た場合は注意が必要です。帯状疱疹の診断には皮膚の診察や顕微鏡の検査(Tzanck試験)を行い、治療には抗ウイルス薬を用います。
帯状疱疹は、以下の特徴を持っています:
- 身体の一部に、痛みのある発疹(赤いぶつぶつ)が帯のように列になって現れます。
- ウイルスは水痘(水ぼうそう)が治った後も神経の中で眠っており、再活性化して皮膚に症状を起こします。
- 痛みや違和感が出て、水ぶくれや赤みなどの皮膚の症状が帯状に現れます。
- 頭部や顔面に症状が出た場合は髄膜炎になりやすいため注意が必要です。
- 高齢者に多いですが、若年者でも見られます。
- 一生のうちに一度は帯状疱疹を経験することがあります。
- 皮疹が広範囲に出た場合は、医療機関での診察が望ましいことがあります。