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帯状疱疹ワクチン

こんにちは。まずはネットでクリニックのナースです。

帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。初めて感染した場合は、水痘(水ぼうそう)として発症します。その後、ウイルスは神経に潜伏しています。加齢やストレス、過労などが原因で免疫力が低下すると、ウイルスが再活性化し、神経を伝わり皮膚に到達して、痛みを伴う赤い発疹が現れます。
通常は身体の片側に症状が出ることが多く、目や耳の周りに症状が出た場合は注意が必要です。帯状疱疹の診断には皮膚の診察や顕微鏡の検査(Tzanck試験)を行い、治療には抗ウイルス薬を用います。

帯状疱疹は、以下の特徴を持っています:

  • 身体の一部に、痛みのある発疹(赤いぶつぶつ)が帯のように列になって現れます。
  • ウイルスは水痘(水ぼうそう)が治った後も神経の中で眠っており、再活性化して皮膚に症状を起こします。
  • 痛みや違和感が出て、水ぶくれ赤みなどの皮膚の症状が帯状に現れます。
  • 頭部や顔面に症状が出た場合は髄膜炎になりやすいため注意が必要です。
  • 高齢者に多いですが、若年者でも見られます。
  • 一生のうちに一度は帯状疱疹を経験することがあります。
  • 皮疹が広範囲に出た場合は、医療機関での診察が望ましいことがあります。

帯状疱疹について心配な方や治療を希望される方は、皮膚科・感染症内科・総合内科・小児科を受診してください。

帯状疱疹ワクチンは、帯状疱疹の発症予防や重症化予防のために使用されるワクチンです。
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染症で、初めて感染した場合は水痘として発症します。
その後、ウイルスは神経に潜伏しています。
加齢やストレス、過労などが原因で免疫力が低下すると、ウイルスが再活性化し、神経を伝わり皮膚に到達して、痛みを伴う赤い発疹が現れます。通常は身体の片側に症状が出ることが多く、目や耳の周りに症状が出た場合は注意が必要です.

帯状疱疹ワクチンは以下の特徴を持っています:

  • シングリックス®弱毒生水痘ワクチンの2種類があります。
  • シングリックス®は不活化ワクチンであり、50歳以上の成人に対して97.2%の予防効果があり、10年後も80%を超える長期予防効果があります。ただし、副反応が多めです。

弱毒生水痘ワクチンは生ワクチンであり、60歳以上の方に51.3%の効果がありますが、8年目には31.5%まで低下します。副作用は少なめですが、妊娠中や免疫抑制患者などには接種できません12.

帯状疱疹ワクチンは、発症や重症化を予防するために接種されます。現在は50歳以上の方が接種対象ですが、シングリックス®は免疫不全の方などにも適応拡大が検討されています。

帯状疱疹のワクチン接種ご希望のかたは一度ご相談ください☺

 
 
 
 

 

 
 
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