めまい・ふらつき

めまい・ふらつきのお悩みは
ありませんか?

日常生活で頭を動かしたり、歩く際にめまいやふらつきを感じることはある場合は、脳に関連する問題が潜んでいる場合もありますので注意が必要です。
もし持続的なめまいやふらつきがある場合は、早めに医師に相談し、診断を受けることが重要です。

めまい・ふらつきの症状

下記の症状に該当する方は、医療機関への受診を検討する必要があります。

  • ぐるぐると回転するようなめまいがある
  • 頭を動かした時に、クラっとすることがある
  • 身体がフワフワと空中に浮いているように感じる
  • 地面がゆらゆらと揺れているように感じる
  • 真っ直ぐに歩くのが難しく、ふらついてしまう

めまい・ふらつきの分類

内耳が原因のめまい
(末梢性めまい)

良性発作性頭位めまい症(BPPV) 

末梢性めまいの大部分は良性発作性頭位めまい症と呼ばれています。
この症状は内耳に存在する耳石が剥がれて三半規管内に移動することによって引き起こされます。
特徴的なのは、寝返りを打ったり頭を動かしたりする際に発作が生じることです。症状の持続時間は長くありませんが、頭を動かすことで再発することがあります。
デスクワークを行う方や寝返りの回数が少ない方など、同じ姿勢を長時間保つことが多い人に発症しやすいと言われています。耳石が剥がれる原因としては、長時間の横になった状態や頭部の打撲、感染症、骨粗鬆症などが挙げられます。

メニエール病

この病気は、激しい回転性のめまいに加えて耳鳴りや耳閉感といった症状も伴うものです。
特徴的なのは、発作が何度も繰り返し起こり、そのため日常生活に支障をきたすこともあります。症状の持続時間は比較的長く、数十分から数時間続くことがあります。
この病気の原因は、内耳内のリンパ液の増加に関連していると考えられていますが、具体的な増加の原因はまだ明確ではありません。この病気は、20代から50代の女性によくみられます。

前庭神経炎

急激な回転性のめまいが突然現れ、持続時間は比較的長く、1日から3日ほど続くことがあります。
症状が治まった後も、平衡感覚の障害によるふらつきなどが残ることがあります。

脳が原因のめまい
(中枢性めまい)

脳出血

脳の動脈が破れ、出血が生じる疾患です。
めまいの他にも、出血箇所によって激しい頭痛、嘔吐、手足のしびれ、言語障害などの症状が現れます。
出血の程度や場所に応じて、緊急の手術が必要な場合もあります。

脳梗塞

脳内の血管が詰まり、血流が遮断されることで、その領域の脳細胞が機能不全に陥る病気です。
例えば、小脳の血管が詰まる場合、「小脳梗塞」と呼ばれ、ふらつきや歩行困難になる浮動性のめまいが生じます。
また、手足の麻痺やしびれなどの症状も現れることがあります。

聴神経腫瘍

前庭神経に腫瘍が発生する疾患であり、脳腫瘍の一種とされます。
この病気は、聴力低下や耳鳴りなどの症状に加えて、ふらつきやめまいも引き起こすことがあります。
腫瘍は良性ですが、大きくなると水頭症や頭痛などの症状が生じることがあり、その場合には放射線治療や手術が必要となることもあります。

めまい・ふらつきの診断・治療

問診

日常生活において症状が出るタイミングや起こる頻度、発生する状況などについて、詳しくお伺いします。

検査

MRI検査

めまいの原因となる脳や内耳の異常を詳細に観察するためにMRI検査を行います。
磁場とラジオ波を利用し、高解像度の画像を生成して、血管や組織の異常を検出し、めまいの原因を特定し、適切な治療法を選択します。

重心動揺計検査

めまいの原因となる平衡感覚の異常を確認するために重心動揺計検査を行います。
検査結果から、平衡感覚や姿勢制御の問題を特定し、めまいの原因を明らかにします。

治療

治療治療には、めまいや吐き気を抑えるための薬物療法が行われます。
また、患者様によっては、漢方薬を処方することもあります。

めまい体操の指導

内耳が原因の場合、「めまい体操」の指導も行います。
日常的に行える体操ですので、平衡機能を向上させ、めまいの予防や改善が期待できます。

生活指導

めまいの予防と改善には、生活習慣の見直しが重要です。
睡眠や運動習慣などの生活習慣についてもアドバイスをしています。

めまい・ふらつきでお困りの
方は当院にご相談ください

めまい・ふらつきでお困りの方は当院にご相談くださいめまいやふらつきは、転倒や事故の原因になる場合があるため、注意が必要です。繰り返し起こる場合は、日常生活に支障をきたす可能性もあります。
症状が現れたら、まずは医師の診察が重要です。めまい・ふらつきにお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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